比較
仕事をしている上で、というか、日常でも価格を比較して判断して購入することが多いと思います。
基本的には、同じ条件で比較しないと、正しい比較ではないということが言えます。
それでは、同じ条件で比べれば全て良いのかというとそうでもありません。
例えば、パソコンの場合、同じメーカーの同じ機種であれば、単純に値段を比較して判断すればよいと言うことになりますが、そう単純ではありません。
何故かというと、同じ機種でも、多少高くても、購入後、もし故障したときの対応が良いとか、家まで運んでくれるとか、設定までしてくれるとか、判断を迷わす材料が沢山あるからです。
それは、個々によっての価値観の違いもあり、一概には高い、安いという判断は出来ないと言うことです。
パソコンに詳しい若者と、パソコンが初めてのご年配の方では、その判断は絶対に違うし、どちらの判断も正しいと言うことになります。
なぜ、こんなことを書いたかというと、最近、一般住宅やリフォームの打ち合わせをしていて、内容をしっかりと比較しようとする人が非常に少ないのに驚いているからです。
今年に入ってから、大手ハウスメーカーや大手リフォームメーカーの見積もりを持って相談に来る人が月に一人か二人くらい来社されるのですが、その方達は不安で比較しようとしているのでOKなんですが、問題は、契約前の段階でも、仕様が明確に分かっていなかったということです。
ショールームで、現物は見せられたけど、例えば、床は合板なのか無垢材なのか、サッシはアルミなのか樹脂なのか、断熱材は何なのか、屋根材は何なのか、照明器具は入っているのか。
まったく分かっていなかったのです。
ただ、大手だから心配はないだろうというまったく根拠のない理由で確認すらしなかったと言うことです。
大手メーカーは、ある意味、戦略的な部分があるんでしょうけど、辛口に言えば、
「人としてどうなんですか?」 と思います。
絶対に、心ある営業マンだったら、心の中で「悪いなぁ」と思っているはずです。
まぁ、そんな手法は、大手メーカーばかりではありませんし、大手が全部そのような戦略でやっているわけではないので、誤解のないようにして頂きたいのですが、たまたま、大手メーカーさんが続いたもので・・・。
そういえば、新車とピカピカに再塗装した10万キロも走った、見た目は新車同様の中古車を比較する時に、価格だけでは判断しないですよね。
絶対に、中古車の方が安いに決まってますよね。
セールスマンが、
中古車の方を指さして、どうですか!、見た目、新車同様で、新車より2割も安いですよ!
お得ですよ!
と言ってきたら、全然お得でないことは一目瞭然ですよね。
かなり安くしないと、買いませんよね。
それは、2割という安くなった金額より長持ちしないという、費用対効果を計算して判断するからですよね。
2割くらいだったら、多少高くても新車の方が長い目で見たら良いという判断ですよね。
ところが、家のリフォームは、新築と、築30年の全面リフォームを比較して、新築同様で、新築より安い!!
と言う広告が、堂々と新聞に織り込まれてきます。
結構業績は良いみたいですけど、、、
あれって、どうなんですかね・・・。
他社の悪口を言うのは本意ではありませんが、、、あまりにもひどいので。
なんだか、そんな業界に対する怒りもあり、最近のマイブームはリフォームです。
13日、14日のリフォーム現場見学会は、そんな思いから、リフォーム業界では珍しい、工事途中の見学会を開催することになりました。
今日は、ぐずぐずと長く書いたので、最後まで読んでくれた方は、何人もいないでしょうが、読んだ方は、下の
拍手ボタン↓を押してください。何も出ませんが・・・