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木は腐る その2

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鉄筋の「ダボ」があることから、昭和61年3月の建築基準法に基づく「丸太組構法技術基準」が制定されてからの建築の可能性が高いので、古くても築23年だと思われます。

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あまり、時間がなく、じっくりと確認できなかったのと、塗装の状態が何を塗ったのか、ベトベトと膜がはっていて、あまりにもひどくてはっきりとわかりませんが、おそらく樹種はダグラスファーかスプルースか、もしかしたら杉かもしれません。

様々な悪条件が重なったのだとしても、この現状は、ログハウスに携わる者としてはショックでした。

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恐らく、建築した業者はもう存在しないと思いますが、一番の原因は、長期間メンテナンスしなかったのもありますが、塗装があまりのもひどく、何を塗ればあのようになるのか、厚い膜を張っていたので、塗料が木の呼吸を妨げ、腐敗を早めたかと思います。

やっぱり、ログ専用の塗料を使うべきです。

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いずれにせよ、いくら太い材料を使っても、高温多湿の日本では、最悪、20年でこうなるという悪い見本です。

やはり、一番大事なのはメンテナンスというのは言うまでもありませんが、レッドシーダーなど腐食に強い材料を選ぶことです。

特に、ハンドカットやポスト&ビームは、安易に安いからと言って、樹種や材質を確認せずに頼むのは絶対に危険です。

何故ならば、ただでさえ、丸太の白太(表面の部分)は腐食に弱いですから、特に丸太のまま使うハンドカットやポスト&ビームは太さだけで安心していたらとんでもない事になる可能性が高いのです。

ちなみに、このログと同じ頃にに建てられた私の自宅は、年輪もこのログハウスの倍くらい荒いダグラスファーで、一度もメンテナンスしていませんが、こんな風にはなっていません。

それは、気象条件や、塗装の仕方などがあるかと思いますが、腐食しやすい丸太の白太の部分を切り取った角材なので、耐久性が全然違うというのが一番の理由だと思います。

現在再利用されている古民家が、全て角に落としていることも、この理由です。

必ず、特に丸太のまま使うハンドカットやポスト&ビームの場合は

「どうしてこの木を使っているのか」

「耐久性があるのか」

など、

「すすめる根拠」

を確認すべきだと思います。


丸太の白太が腐りやすいというのは、この仕事をしている人たちは常識ですのでそれを知っていながら、安易に勧めている人たちは、ある意味犯罪だと思います。

腐ると分かっていて勧めているのですから・・・

だんだん、書きながら怒りが込み上げてきましたのでこの辺で・・・

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