レッドシーダー
(『シーダーログホームズ』 はオリジナルブランド名です。)
グリーンライフの建物のメインは、なんといってもカナダの樹齢150年以上のオールドグロスのレッドシーダーのログハウスです。
それでは、何故、シーダーにこだわっているのかをご説明します。
レッドシーダーは、言わずと知れた耐久性に優れた木材です。
それは、カナダでは電柱やトーテンポール、屋根材などに使用されていることからも証明されます。
設立当初は、国内で材木を調達し、自分達で皮むきからログハウスを加工していました。
当時使用していた材料は、直径35cmで樹齢は平均で60年位の米松(ダグラスファー)でした。
平成2年に第一号のモデルハウス(旧事務所)をハンドカットで建築しましたが、建築後、仕事が忙しくて5年間まったく手入れをしなかったのです。
そろそろヤバイと、スタッフ総出でメンテナンスに取り掛かりました。
まずは、汚れを落とさなければいけません。
通販で買った高圧洗浄機で私自身が、東面の上部から汚れを洗い落としていったところ、ちょうど真ん中あたりに差し掛かったときに、急に水を当てた丸太の色が変わってきたのです。
なんと、見た目では分からなかったのですが、腐った表面が水圧で剥けていたのです。
ちなみに、手すりと一番下の段で、デッキにのっている部分は、完全に5cmくらい腐ってました。
メンテさえしっかりしていればこんなことにはならなかったのですが、ログに関しても、材木に関してもど素人だった私ですが、かなりショックを受けました。
その後、シーダーという木を知り、すぐにカナダへ行き、レッドシーダーのログハウスの輸入をはじめました。
レッドシーダーは、基本的に原木では輸入できず、加工品(ログハウス)としてしか輸入できないため、すぐに国内加工からカナダへシフトしました。
レッドシーダーは、カナダ国内でも高級材なので、値段も高く、当時は、どうしてそんなにシーダーにこだわるのかと不思議に思われました。
現在も取引が続いているビックロック さんでも、当時シーダーをオーダーしてくるのは、グリーンライフぐらいだったといいます。
レッドシーダーのハンドのモデルハウスを建てた時に、同じ猪苗代で同じような条件でしたので、試験的に5年間メンテナンスをやりませんでした。
そして、同じように洗浄をやりましたが、一目瞭然とはこのことで、多少、色あせや汚れはありましたが、全然痛んでいませんでした。
あくまでも自社比ですが、高温多湿な日本では、他の樹種よりも倍以上の耐久性があることを実証した瞬間でした。
シーダーはメンテナンス(塗装)しなくても腐らないのではないかとさえ思います。
ログハウスも本格的に日本で普及し始めてから15年以上経ちます。
メンテナンスをしっかり出来ているログハウスは、実際には半分にも満たないのではないかと私は感じています。
要するに、半分は、汚くて腐っているログハウスなのです。
それを見て、誰がログハウスを建てたいと思うでしょうか。
丈夫で長持ちすることが、ログハウスの長所のひとつであり、ログハウスを建てる重要な理由のひとつではないでしょうか。
これからも、レッドシーダーにとことんこだわっていきます。
![]() |
資料請求・お問い合わせはこちらからどうぞ |