この家は、一代で終わらせるには価値がありすぎる。

長持ちする家をとことん追求し続ける社長のブログ

大きく変わるとき

今日は、澤田先生によるグリーンライフみちのくさんのコンサルに参加させていただきました。

グリーンライフみちのくさんの親会社は、実は、0宣言の家とは真逆の新建材の住宅を扱っているフランチャイズに加盟していました。

大工上がりの太田社長は、新建材の家づくりに、最初から違和感を持っていましたが、国が認めたものだから間違いないだろうと自信を持って家づくりに励んでいたとの事。


そんな時に、偶然にも澤田先生の著書 ハウスメーカーと官僚が駄目にした日本の住宅に出逢ったそうです。

その本に書かれていた内容は、今まで自信を持って自分が取り組んで来た家づくりを100%否定されていて、大きなハンマーで頭をたたかれたような衝撃とショックを受けたと同時に、自分が抱いていた違和感の答えが明確に書かれていました。

すぐに、もう一冊の神様が宿る家も取り寄せ、読み終える頃には、もう、これしかないと思ったそうです。


しかし、 どちらも同じ家づくりですが、全く考え方が真逆なので、そう簡単にバッと事業を転換できない現実がありました。

分かりやすく飲食店で例えると、健康に悪い添加物だらけの洋食店から、無添加食材しか扱わない日本料理店に変えるようなものだからです。
ターゲットとするお客様も違うし、材料、盛りつけ方など全く違うわけです。

また、ようやく、洋食店として知名度もついて、軌道に乗り始め、さあこれからという時になかなか気持ちだけで変えれるものではありません。

その大きな理由は、経営者は、自分の家族だけでなく、社員さんをはじめ、信頼して頼ってくれている協力業者さん、そして、その家族を守なければいけない立場だからです。
奇麗ごとばかり言っていられない現実があります。

また、太田社長は、今までお世話になったフランチャイズの本部に不義理は出来ないという個人的な理由もあったそうです。


「社長には、理念もポリシーもプライドもないんですか?」


しかし、ある時、同時期に、お客様と社員に、別会社とはいえ、真逆な家を取り扱っている矛盾を指摘され、我に返ったそうです。

結局、今のままでは、誰一人幸せに出来ないということを。



決断しました。

今まで大変お世話になったフランチャイズと決別し、社員、業者さんと話し合い、もう一度ゼロから0宣言の家で再スタートすることを。

もちろん、いきなり急ハンドルを切る訳ですので、ついてくる人、ついて来れない人がいると思いますが、私は、無責任かもしれませんが、本当に太田社長の覚悟、思いに心の底から共感し、理解し、とことんどんなことがあってもついていくという覚悟を持った人だけ残ってほしいです。 

グリーンライフみちのくさんは、秋田大館、青森弘前、岩手盛岡で0宣言の家を展開していきます。


正直、0宣言は、こんなに大変で覚悟が必要な事だとは、夢にも思いませんでした。

でも、大変だからこそ、やる意味があると私は思います。



「大変」とは、「大きく変わる」と書きますから・・・。